オーストラリンド
Australind

オーストラリンドはパースからバンベリーまでの167kmを2時間30分で結ぶ長距離列車です。
西オーストラリア州の長距離列車では唯一パース駅に乗り入れをしています。

オーストラリンドは1947年11月24日に運行を開始した、パースからバンベリーまでの167kmを走行する長距離列車です。
西オーストラリア州の基本である1067mmの軌間を走行するため、パース駅に乗り入れが可能です。(他の長距離列車は標準軌のため、イーストパースより都心へは入線できない) 名前だけ聞くとオーストラリアを過去形にしたようなこの列車名は、沿線にある都市名であるオーストラリンドから付けられました。 平日も休日も毎日2往復運行しています。


車両は現在ADPクラスが使用されています。
1987年までは機関車牽引の客車列車だったものを置き換えました。
現在運行する長距離列車では一番古い車両です。


登場当初はUクラス蒸気機関車牽引でした。
1958年2月にXクラスディーゼル機関車牽引になり、この時は国内の狭軌鉄道において最速でした。


西オーストラリア州の長距離列車では唯一パース駅に乗り入れます。
パース駅では3番線の専用ホームから発着します。
3番線はパース駅の端にあり、このホームは改札がありません。


半地下構造のパース駅3番線においてディーゼル駆動の排気を構内から逃がすために、各車両の排気口上部に換気口が設置されています。


行き止まりのパース駅3番線。
車両上部にディーゼル車の排気を吸いだす大型の排気口があります。


車両中央にあるディーゼル駆動の排気口。
全ての車両に同じものが搭載されています。

扉はホームの設置されていない駅で乗降ができるように、階段状のステップが付いています。
普段はステップの上に渡り板が敷いてあるため、ホームから確認することはできません。。


車両地中央にあるディーゼル機器部分の車内。 客室中央の片側はディーゼル機器が収納されている区画で仕切られています。
西オーストラリア州の最新型車両であるプロスペクターエイボンリンク/メレディンリンクは この区画が車両両側にあり、車内は比較的すっきりした印象になります。


車止め手前で停車しているオーストラリンド。

ネットで公開されている旅行記を見ると、パース駅においてオーストラリンドが車止めに接触して停車している画像を度々拝見しました。


パース側の行先表示機。
オーストラリアの長距離列車において、唯一行先表示機を前面に搭載しています。
西オーストラリア州の最新型車両であるプロスペクターエイボンリンク/メレディンリンクは行先表示機を設置する機構はあるものの、そこに車両形式を表示しています。


バンベリー側の行先表示機。

オーストラリンドの行先表示機は
パース方面…PERTH CITY
バンベリー方面…BUNBURYで固定となっています。
そのため行先が変わっても表示が変わることはありません。


乗降扉は昔ながらの取っ手で開ける手動式です。
扉は車両内側に開きます。
扉の開閉は乗務員が行います。
運用の際は改札も兼ねてか基本的に1つの扉しか使用しないようです。
1車両当たり前後に2つの乗降扉がありますが、その能力をフル活用することは無さそうです。


乗降扉横の号車表示。
号車札を差し込む構造ですが、札は使用されずに車両本体に番号を印字しています。


車内。
回転式リクライニングシートが2+2の配列で設置されています。

オーストラリンドはモノクラスとなっています。


座席。
全区間乗車しても2時間程度のためか、ヘッドレストのない簡単な構造の座席です。


座席背面には大型のテーブルとシートポケットがあります。


妻面には固定式のテーブルが設置されています。


頭上には手元を照らすスポットライトがあります。


日本では一般的な網棚があります。
このタイプの荷物入れはオーストラリアでは殆ど見かけません。


車内の照明は蛍光灯が枕木と平行に並んだ珍しい配置となっています。


運転台後部の客室。
デッキで隔てられています。


運転室後部のデッキ。
当然?前面展望はできません。


扉は手動のため、取っ手が付いています。
扉操作は乗務員が行います。


パース方面の先頭車両後方にはビュッフェがあります。
暖かい飲み物や軽食を購入することができます。

乗務員はビュッフェも扉操作も兼任しています。
そのため終点が近くなるとビュッフェは閉店します。


ビュッフェの傍にはウォーターサーバーがあります。
こちらは自由に使用することができます。


ウォーターサーバーはどこにでも見られる一般的なものです。


ビュッフェ奥のデッキ寄りには大型の荷物収納棚があります。


デッキ。
左右にトイレが設置されています。


トイレ内部です。




シートポケットにある案内の紙。
トランスwaの路線図があります。
鉄道路線は2路線しかなく、殆どの路線はバスに転換されています。
オーストラリンドが走行するのはパースのから南のバンベリーまでです。
広大な西オーストラリア州においてはほんの一部地域のみを走行していることになります。




車内案内と注意事項。


オーストラリンドの走行映像集です。




昔ながらの狭軌を走行するオーストラリンド。
速さや新しさは無いものの、西オーストラリア州の風土が感じられる列車です。


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