オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
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Australia and New Zealand Railfan
ザ・サンランダー
The Sunlander
2014年12月に廃止になりました。

1953年6月4日に運行を開始したサンランダーはブリスベンとケアンズを結ぶ長距離列車です。
ノースコースト本線のブリスベン、ローマストリートから東海岸線を北上してケアンズ
までを結ぶ1680.58kmの長大幹線を走る看板列車です。これは日本の路線に当てはめると、上野から稚内までの1610.9kmと同等程度の距離となります。
(上野ー札幌の寝台特急北斗星1214.7km+札幌ー稚内の特急宗谷396.2km)
2003年からはティルトトレインが全区間を重複して走行するようになりました。
所要時間はティルトトレインよりも7時間遅い31時間でしたが、ティルトトレインには無い個室寝台や食堂車など、豪華さが売りでした。
その後ティルトトレインがスピリット・オブ・アウトバックとしてリニューアルされると、個室ではないものの寝台設備での差別化も難しくなりました。
そして2014年12月31日に廃止になりました。

客車列車のため、重連のディーゼル機関車が牽引します。

機関車のすぐ後ろは荷物車です。

客車。
こちらはステンレス製のようです。
客室はクイーンズランダークラスとスタンダートクラスの2クラスがありました。

客車。
こちはらアルミ製のようです。
その他に自動車を積み込むことができるモートレールというサービスもありました。
サンランダーの廃止によってクイーンズランド州で自動車を運搬できる旅客列車は消滅しました。

側面の表示はプラ板を蛍光灯で照らしていました。

ブリスベン近郊の複々線区間でシティトレインと離合するサンランダー

最後部車両は従業員控え車両のようです。

ローマストリート駅に入線するサンランダー

ローマストリート駅でシティトレインと顔を並べるサンランダー

ローマストリート駅でシティトレインと顔を並べるサンランダー
ブリスベン近郊を走行するサンランダー

クイーンズランド鉄道を代表する歴史ある列車でしたが、さすがに31時間の所要時間は長すぎたようです。
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