V set

V setはシドニートレイン(2013年まではシティレール)が運行する中距離電車です。
主にブルーマウンテンライン、セントラルコースト:ニューカッスルラインを運行しています。

1970年に運行開始。1989年までに246両製造されました。
製造はComeng。
三菱製の制御装置を採用しました。


車両は全て2階建て。
編成は基本的に
制御動力車+付随車+付随車+制御動力車=クモハ+サハ+サハ+クモハ
ですが、編成の組替えや駆動車の付随車化を行っている編成もあります。
座席定員は制御動力車が88-96人、付随車が92-122人となっています。

Vsetは24m車で、近郊電車が20m車なのに対し車長が4m長いです。


<デッキ>
デッキは狭く、その分客室の座席定員に当てたようです。  扉下には泥落としのマットが引かれています。


<客室>
デッキと同じフロアに数列座席が並んでいます。
化粧板は木目調で床はカーペット敷きになっており、高級感が漂います。


左側の座席が一部撤去され、車椅子スペースになっています。
座席上部には網棚が設置されています。


2+2の転換クロスシートが並んでします。
シドニーを走る一般列車で座席が2+2なのはVsetのみとなりました。


車両の半分はデッキと同じフロアで、途中から1階と2階に分かれます。


客室1階。
2+2の転換クロスシートが並びます。


客室2階。
2+2の転換クロスシートが並びます。


シティレールカラーのVset。
車両の半分程度が2階建て構造になっています。


中間車化された元先頭車。
かつて運転台であった部分はロングシートとなっています。
座席はVsetのクロスシートがそのまま流用されているので、ロングシートとはいえ豪華です。


朝日を浴びて、シドニーへ向かうVset。


Csetと離合するVset。
Vsetの後期車両はCsetと同じチョッパ制御を採用しました。


アダムスタウン駅に入線するVset。


ニューカッスル駅に到着したVset。


ジグザグ駅に入線するVset。


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