スプリンター
Sprinter

スプリンターはビクトリア州の近、中距離列車で運行する一般型気動車です。

スプリンターは1993-1995年にオーストリアのUGL Railによって22両が製造されました。
1両単位で8両まで増結ができ、柔軟な運用を組むことができます。
最高速度は130㎞となっています。

車両番号は7001-7021(内7019は事故廃車)となっています。


スプリンターは旧型気動車や客車列車の一部を置き換え、ローカル地区のサービス改善とスピードアップ、頻発運転を実現しました。
一時期は運行距離の長い運用に当てられることもありましたが、現在は比較的距離の短い運用に限定されています。


扉は押しボタンによる半自動式のプラグドアとなっています。
車内は2+3もしくは2+2のクロスシートが並んでいる他、トイレと車椅子スペースがあります。 着席定員は90人。


先頭に貫通扉はあるものの、緊急用となっており旅客の通り抜けはできません。


ノースメルボルン駅に入線するスプリンター。


ノースメルボルン駅を通過するスプリンター。


近代的な造りのサザンクロス駅に停車中のスプリンター。


サザンクロス駅でVLocity160と並ぶスプリンター。


サザンクロス駅北側にある留置線でVLocity160と顔を合わせるスプリンター。


サザンクロス駅北側にある留置線でVLocity160と並んで留置されるスプリンター。


1996年、7010+7008の編成がサザンクロス駅(当時はスペンサーストリート駅)隣接の車庫内で低速運転中に運転士が不注意により締め出され、無人となった編成が
留置中の7019+7016と正面衝突を起こしました。
暴進した方よりも留置してあった車両の方が被害が深刻で、7019は復旧させるには費用がかかりすぎるということで廃車されました。
前年2月までスプリンターは製造されていましたが事故による追加補充は無く、合計21編成となりました。




あまり流線型に拘らないデザインのためか、日本の一般型車両に似たものも感じさせます。


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