新世代車両 NGR
New Generation Rollingstock NGR

クイーンズランド鉄道のNGRは、2017年にデビューした新世代車両です。

NGR(New Generation Rollingstock=新時代車両)は2017年に 導入された新型車両です。

これまでブリスベン近郊の電車は3両編成を二つ繋いだ編成が殆どでしたが、NGRでは初めて固定6両編成となりました。
6両の構成は
DMA+TA+MA+MB+TB+DMB
クモハ+サハ+モハ+モハ+サハ+クモハ

NGRはボンバルディア製で最高速度は140km
イギリスでのボンバルディアアベントラBombardier Aventraをベースにしています。 また、イギリスのアベントラには無かった連結器カバーをブリスベンの近郊列車としては初めて採用し、スマートな見た目に仕上がりました。

編成は701~775の75編成が活躍しています。


NGRはEMUの置き換えを目的として導入されました。
ブリスベンの電車の歴史はEMUから始まり、その後もマイナー改良車も含め7車種が登場しましたが、 それでもブリスベンの電車の約半数はEMUでした。
最大勢力であったEMUを全て置き換えることで、NGRがブリスベンの最大勢力に座に着くこととなりました。

ローマストリート駅ですれ違うNGRとEMU。


連結器カバーが付けられたNGR。
特急電車とも遜色の無い、スマートな見た目になりました。
オーストラリアの近郊列車においては連結器カバーの採用は非常に珍しいことですが、これはオーストラリアの 多くの近郊列車が編成を2つ繋げた構成を基本としていることが多いことも関係しています。
NGRは従来の3両2編成併結の6両編成を止め、6両固定編成としたことで、連結器カバーを追加しても 問題なく運用することができました。

同様の事例として、メルボルンメトロもHigh Capacity Metro Trainsでは従来の3両2編成併結の6両編成を止め、 6両固定編成のうえ連結器カバーを採用しました。一方シドニートレインズのAset,Bsetワラタは同条件でしたが 連結器カバーは採用されていません。


最高速度140kmの高速走行を支える台車。

従来車両と同様にディスクブレーキが装着されています。
ディスクブレーキを備えた台車はオーストラリアでは少し珍しく、ブリスベンのシティトレインと、西オーストラリア州のトランスパースのみで採用されています。


乗降扉

押しボタンによる半自動両開きプラグドアです。


扉が開くと足元のスポットライトが点灯します。


扉下のスポットライト。

扉が開くと点灯します。
踏み板にボンバルディアの刻印が施されています。


扉付近

オーストラリアの車両にありがちな通路上に立つスタンションポールが無く、代わりに天井近くにつり革が 設置されています。
車椅子のユーザーが利用しやすいようになっています。


扉付近のつり革

日本と比べると相当高い位置にあり、ベルトは完全には固定されていないため、少し配置が偏っている場合があります。


運転室後ろ。

従来の車両同様に、前面展望はできません。



車内(クロスシート車)

2+2の固定式クロスシートが並んでいます。
扉と扉の間の通路上には、つり革はありません。
代わりに、全てのクロスシートに手すりが設けられています。

車端部には車椅子用のスペースも設けられています。

NGRはクロスシートとロングシートの混合編成です。
トイレのある車両はロングシートとなっています。


固定式クロスシート。

ハイバック式で、背もたれが高いのが特徴です。
中・長距離運用にも使用できるように考慮されています。
なお、席に対して窓割りはやや適当なところがあります。

最初はエアポート~ゴールドコースト線で運用され、乗車距離が長くても快適に過ごせます。
乗車距離に関しては、2019年に最長距離であるギーンピーノースまでNGRの信号システムに対応させる改良工事を行っているため、
ブリスベン~ギンピーノースのおよそ200kmが最終目標と思われます。



車内(ロングシート車)

スタンションポールの数が異様に多いです。
2席置きに1本の割合で設置されています。
クロスシート車は全ての背もたれに手すりが付いていたので、その代わりということでしょうか。
こちらもクロスシート車同様に、通路上につり革がありません。

ロングシート車も車椅子スペースが設けられています。


液晶による案内表示機。

主に広告が流れます。


トイレ。

車椅子対応の大型トイレです。
バリアフリー対応で、誰もが使いやすいトイレとして導入されました。
ところが、運用開始直後にバリアフリー基準に満たない12mmの規格オーバーが発覚しました。
そのため、トイレは一旦使用不可となり、改良のうえ、本当のバリアフリートイレとして生まれ変わりました。

トイレ使用停止中は、乗車時間の長い中距離路線の運用には入らなかったそうです。


トイレ内部。

とても広くて清潔です。


大型の鏡や手洗い、医療用ダストボックスも設置されています。


水、石鹸、ドライヤーは一体となっており、それぞれ手をかざすと出てきます。


車内案内表示機

全ての車端部に設置されています。


監視カメラ。

通路上に設置されています。


ローマストリート駅に入線するNGR。

4つのライトを点灯させています。


へレンズベール駅に入線するNGR

一つ前の画像とは異なり、6つのライトが点灯しています。
急行灯でしょうか!?


へレンズベール駅を発車するNGRアボリジニ特別装飾車。

殆ど見かけることがなかったので、恐らく1編成のみと思われます。


へレンズベール駅で接続するゴールドコーストのライトレールG Link。

G Linkがへレンズベールまで開通したことで、ゴールドコーストはブリスベンから鉄道のみで行けるようになりました。


へレンズベール駅を発車したNGR

終点バーシティレイクスを目指します。


へレンズベール駅付近で離合するNGRとG Link。

並走しているシーンを撮影したかったのですが、G Linkはともかくゴールドコースト線の本数が少ないため、なかなかタイミングが合いません。


へレンズベール駅付近を走行するNGR。


へレンズベール駅に入線するNGR。


ローマストリート駅に入線するNGR。


ローマストリート駅を発車するNGR(回送)



ブリスベン空港国内線ターミナルに到着し、折り返しゴールドコースト(バーシティレイクス)行きとして発車を待つNGR。

撮影場所はブリスベン空港国内線ターミナル到着ロビー制限エリア内です。
国内線の出発ロビーは使用したことがないので、そちらでも同じように撮影ができるかは不明です。

日が暮れ始め、暗い車体に対してディスクブレーキが目を引きます。


空港線の国内線ターミナル駅で発車を待つNGR。

空港線は完成当時、オーストラリアで一番長い鉄道高架橋でした。
国内線ターミナル駅~国際線ターミナル駅~イーグルジャンクション駅手前までの7kmが高架となっています。


アボリジニ特別装飾車両を含むNGRの動画集です。


ゴールドコーストライトレールG:LINKと接続するへレンズベール駅を発車するNGRの定点4K映像です。


セントラル駅を発車するNGRを含むシティトレインの4K映像です。


ブリスベン川を渡るNGR。

ブリスベンの顔となったNGR。
まさに新世代の電車といえるでしょう。


---PR---



TOP