K set

K setはシドニートレイン(2013年まではシティレール)が運行する近郊電車です。
シドニー初の冷房車としてデビューしました。

1981年に運行開始。1985年までに160両製造されました。 製造はGoninan
4両1ユニットが基本で、160両が稼動しています。2両編成も存在します。
ニューサウスウェールズ州の近郊列車で初めて冷房及びヘッドライトが搭載されました。


車両は全て2階建て。
基本編成は
制御動力車+付随車+付随車+制御動力車=クモハ+サハ+サハ+クモハ となっております。
座席定員は106+118+118+106=448人です。


行先表示は当初ありませんでしたが、後に大型の磁気反転式の行先表示が設置されました。(1部編成除く)
行先と経由駅が表示されます。
表示は左寄せで、たまに表示がされてなかったりバックライトが点灯していないこともあります。


<デッキ>
扉付近にはスタンションポールが3本立っています。


デッキのフロアはロングシートとなっており、旅客の車両間の通り抜けはできません。


デッキ横すぐに1階と2階に分かれる階段があります。


1階客室です。
2+3の背面回転式クロスシートが並んでいます。


2階客室です。
2+3の背面回転式クロスシートが並んでいます。




進行方向に座席を変える際、座席の背面を回転させます。
日本では見られない方式です。


ペナントヒルズ駅に入線するKset。


ニューカッスル駅に入線する、2両編成のKset。
ニューカッスル近郊で折り返し運用に入っていました。


反対側は行先表示機が未設置でした。
デビュー当時の切り妻型の原型を留めている貴重な車両です。


ブロードメドゥー駅に到着した2両編成Kset。


セントラル駅に停車中の2両編成Kset。


3複線区間を走るKset。


朝日を浴びてシドニーを目指すKset。


リッドクーム駅を発車するKset


一般車両では初めての冷房車であるKset。暑いオーストラリアでは大変歓迎されたことと思われます。 これからの活躍にも期待します。


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