京成AE100型さよならツアー

成田空港へのアクセス特急として活躍した京成電鉄AE100形が引退することになり、
2016年2月21日と28日にさよならツアーが開催されました。
今回2月21日のツアーに参加することができました。

8時50分頃、京成上野駅1番線に入線するAE100形。
10分ほどしかない停車時間でしたが、多くの人が先頭車両付近に集まりました。
AE100形入線までホーム先端は規制が張られていました。

ツアー参加者は事前に手続きを上野駅コンコースで済ませます。
なお、会費は10000円でした。


京成上野駅に入線するAE100形。


今回のさよならツアーに合わせ、車体側面にスカイライナーのロゴが復活しました。


1号車と8号車の乗降扉にはAIRPORT EXPRESSの文字も復元されました。

ちなみに8号車は関係者控え車両となっていました。


側面の行き先表示器は「臨時」


社内は満員御礼となっています。
座席は発売から数日で完売となりました。
予約順に1号車から席が割り当てられているようで、ツアー売り出し日の12時頃に予約した結果、この6号車に指定されました。


6号車デッキにはかつてのスカイライナー船橋停車時代のドアカットの案内が残っていました。
船橋では1つの扉のみが乗務員のコック操作で開閉していたようです。


座席背面のテーブルは長年の使用のためか変色しています。
このAE138編成は2002年に車内をリニューアルしたそうですが…


座席の下にある足置き。
固定はできないため、足を離すと勝手にあがります。


網棚の下には手元を照らすライトと空調が備わっています。


京成小岩で折り返した後、京成押上線に入線し、八広駅2番線で折り返しの停車がありました。
先行する北総9000形を見送ります。


八広駅には京成で唯一ソラリー式(パタパタ)の発車案内表示があります。
表示は「団体専用」でした。


事前に配布されたクイズの回答用紙。

Q1 (車内放送にて)AE138編成がリニューアル工事を受けたのはどちらか
A.2002年10月20日 B.2003年10月20日

Q2 AE100形の車両製造メーカー、日本車輌と東急車輌どちらが多いか
A.日本車輌 B.東急車輌

Q3 AE100形で京成電鉄が新造車として初めて採用したものはどれか
A.VVVFインバーター B.低速制御

Q4 AE100形がスカイライナーとして運転していたとき、日暮里~空港第2ビル間を最速何分で結んでいたか
A.51分 B.53分

Q5 AE100形は6両編成で運転したことがある
A.〇 B.×

Q6 AE100形のパンタグラフの数
A.3基 B.4基


6号車の正解者は19名で、6名にジャンケンによる景品の配布が行われました。
景品は新型スカイライナーのBトレショーティのようでした。


ちなみに正解はQ1-A Q2-A Q3-A Q4-A Q5-B Q6-B
問題用紙は回収され、返却されません。
スマホを駆使してカンニンg…自主勉強している参加者もいました。


東成田駅の現在使用していないホームで下車、撮影時間が30分とられました。
かつての成田空港駅時代を色濃く残しています。


行き先表示がイブニングライナー成田空港に変わっています。
いつの間に変えたのでしょうか…


スカイライナーのロゴを付けて東成田駅に入線するのは貴重な光景です。


旧成田空港駅のホームに佇むAE100形。


すぐ横の現在使用されているホームから3000形が発車します。
東成田駅での定期列車は40分間隔なので、このツアー中の東成田駅での他の車両との並びはこの1回だけとなります。


反対側の先頭車両。


普段使用されないこのホームの先は行き止まりとなっており、芝山千代田方面には通じていません。。


車内にあるサービスコーナーの自販機には飲み物を求める参加者で列ができていました。
このツアーにはお弁当が配布されますが、飲み物は各自で用意する必要があります。


ツアー参加者に配られた特製弁当。


お弁当の中。
殻付きのエビが目を引きます。


東成田駅を発車し、京成成田駅で折り返し、成田空港で再び折り返した後、ノンストップで宗吾参道駅に入線します。


宗吾参道駅から宗吾車両基地に入線し、ここから号車ごとの下車移動となります。
京成パンダも来ていました。


号車ごとなので待ち時間がそれなりにありました。
この座席ともお別れとなります。


途中、サービスコーナーを通過しました。
自販機は2台あり、そのうちの1台は休止中でした。
自販機の向かいにカウンターが壁沿いに設置されていました。


すでに下車が完了した3号車。


業務用の小さなホームから下車しました。


先ほど通ったサービスコーナーを窓越しに撮影。


ホームを降り、先頭車両へと進みます。


先頭車両。
止まれ の看板が工場内の雰囲気を引き立てます。


さよならAE100形のヘッドマーク。


正面からのローアングル撮影は車庫公開ならではです。




前照灯を点灯、そしてフル点灯してくれました。


部品販売の列の傍にある研修庫。
扉には前消灯の高さを表すを思われる指標がありました。


扉の指標拡大。
AE100形は一番低い位置でした。


正面から。
新型車両は運転台を挟んで位置が高くなっています。


部品販売の列。
かなり早くに号車ごとで整列しなければならないため、たっぷり1時間の待ち時間がありました。


部品は一人1点の販売でしたが、前半には目につくものは売れてしまったようです。


ツアーの参加記念品。
今回の臨時列車のダイヤ、デビュー時の冊子、走行動画を中心としたDVD(およそ1000円で販売されるもの)、参加記念証、クリアファイルなど…


このツアーのチラシとクリアファイル。


2月21日のさよならAE100形ツアーのダイヤ(時刻)。
通常運行ではありえない進路となっています。
京成小岩での折り返しなどは恐らく予想できた人は殆どいなかったのでは?!




ツアー終了間際には朝からの曇り空に日が差すようになり、最後に日を浴びたAE100形を撮影することができました。

2016年2月28日 AE100形さよならツアー最終日の様子




宗吾参道から上野へ回送中のAE100形。




後続の快速列車退避のため、船橋競馬場前の副本線に入線しました。


船橋競馬場駅に入線するAE100形。




船橋競馬場前に停車中のAE100形。
この駅のすぐ横に踏切があり、開いてる踏切から撮影している人もいました。
踏切からの撮影の人は宗吾参道でのツアー者限定撮影会よりも良い構図で撮影できたことでしょう。


船橋競馬場駅で3000形を見送るAE100形。




千住大橋駅を発車したAE100形の回送列車。
有名な千住大橋駅の大カーブに差し掛かります。


千住大橋駅近くのカーブに差し掛かるAE100形。




上野を発車し、千住大橋の大カーブを走るAE100形。
有名撮影地とあって、通過時刻が迫ると大勢の人で賑わいました。




千住大橋の大カーブを通過するAE100形。




千住大橋駅への高架を駆け上がるAE100形。




押上線を走行するAE100形。
八広駅2番線で折り返すため、2番線を通過するアクセス特急を本線上で待ってからの入線となります。




アクセス特急が通過し、八広駅に入線するために動き出したAE100形。




ポイントを渡り、八広駅へ入線するAE100形。




八広駅ではAE100形を撮影するために集まった人で溢れかえっていました。


八広駅に入線するAE100形。




八広駅に停車中のAE100形。




京成で唯一のソラリー式発車案内。
先週と同じく表示は「団体専用」




大佐倉駅を通過するAE100形。


大佐倉駅を通過するAE100形。




京成の秘境駅とも呼ばれる大佐倉駅を通過。




大佐倉駅を通過し、成田へ向かうAE100形。




東成田駅に到着したAE100形。
先週と同じく旧成田空港スカイライナーホームに停車しました。
このホームは行き止まりとなっており、芝山方面へは続いていません。




上野方面への発車を待つAE100形。


東成田駅の旧スカイライナー用ホームから発車するAE100形


東成田でAE100形の発車を見送ると、次の列車までかなり待つことになります。(この時間は40分間隔)
そのため、東成田駅と空港第2ビルまでの連絡通路600mを徒歩で移動することによって、成田から折り返してくるAE100形 を空港第2ビルで撮影することができます。
かなり時間がぎりぎりですが…




空港第2ビル駅を通過するAE100形。
空港第2ビルを通過する列車は大変珍しいです。
駅の電光掲示の「通過電車です」の表示も貴重です。




空港第2ビルを通過し、成田空港駅へ走るAE100形。


空港第二ビル駅を通過するAE100形。




成田空港駅で折り返し、再び空港第2ビル駅に現れたAE100形。




空港第2ビル駅の京成線発着ホームに停車するため、ゆっくりとスカイアクセス線ホームを通過するAE100形。
右側の新型スカイライナーの広告とも最期の競演です。




空港第2ビル駅のスカイライナー停車位置を通過するAE100形。
上野行きのスカイライナーの乗客を横目に通過します。


空港第二ビル駅に入線、最後の停車をするAE100形。




空港第2ビル駅に停車したAE100形。
すぐに発車し、宗吾参道へと走り去ってゆきました。




終点の宗吾車両基地に停車しているAE100形。
先週と同じく撮影回が開催されました。

AE100形 スカイライナー、シティライナー現役時代の画像と動画




空港第2ビル駅を発車した成田空港行きスカイライナー。
この写真を撮影後、ジェットスター航空でゴールドコーストまで向かいました。




東中山~京成中山を走行する上野行きスカイライナー。




海神付近を走行する成田空港行きスカイライナー。




成田駅発のシティライナーへ送り込み回送で東成田駅に停車中のAE100形。
末期は1日1回、5分だけ見ることができました。


東成田駅に入線~発車するAE100形シティライナー送り込み回送列車。




宗吾参道駅手前の短いトンネルに入ろうとするAE100形。
成田終着のシティライナーが宗吾車両基地までの回送列車です。


宗吾参道駅に入線するAE100形回送列車。




宗吾車両基地に進入するAE100形回送列車。




京成関谷駅に入線するシティライナー送り込みの回送列車。




長年の活躍で、だいぶ痛みが目立つようになってしまいました。


京成関屋駅に入線するAE100形。
回送のためか、かなりの低速で走行しています。





荒川を渡り、上野へと走るAE100形のシティライナー送り込み回送列車。




上野駅で折り返し、荒川を渡るAE100形の成田行きシティライナー。




青空の下、荒川を渡るAE100形シティライナー。


荒川を渡るAE100形。


上記動画と同じく、荒川を渡る新型AEスカイライナー。




荒川を渡るAE100形の成田行きシティライナー。
AE100形は2016年の2月28日のさよなら列車を以って営業を終了しました。


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