ケーブルカー博物館
Cablecar Museum

ケーブルカー博物館はケーブルカー山頂のケルバーン駅に隣接する入場無料の博物館です。

ケーブルカー博物館はケルバーン駅のすぐ横にあり、もともと1978年まで使用されていたケーブルカーの動力小屋を再利用しています。 入場料は無料(寄付制)なので気軽に訪れることができます。
小さな博物館ですがウェリントン市内では国立博物館に次いで2番目の年間入場者数を誇ります。


かつてのケーブルカー Car1
手動のブレーキが車両中央にあり、ブレーキ室を囲むようにロングシートとボックスシートが配置されています。
展示車両には実際に座ることもできます


ブレーキ室の両サイドはロングシート、その他の部分はコンパートメントになっています。
ロングシートに着席する人は仕切りのない座席で風雨に晒されたことでしょう。


ロングシートは傾斜に合わせて階段状になっています。


車両端のコンパートメント
中は木製のボックスシートです。


車両妻面
前照灯が無いこと以外は正面と同じ造りです。


ケーブルカー Car3
1905年の塗装を再現しています。


車両中央のハンドブレーキ
見学しやすいように手前のロングシートは撤去したと思われます。


ハンドブレーキ拡大


上記画像の反対側
3人掛けのロングシートが配置されています。


車両端のコンパートメント


麓のランブトンキー駅の看板はかつての車両を再現したものとなっています。
恐らく左がCar1でしょう。


現在使用されている車両の模型
かつての小型2両から大型1両に変更され、定員も多くなりました。


斜めの車体がとてもケーブルカーらしいです。


かつて使用されたケーブル巻き取り機
1978年まで使用されていました。


機械室と人体模型


ウェリントンは坂が多い街で、斜面にはプライベートケーブルカーがいくつもあります。
このケーブルカーは民家の住人専用と思われます。
終点もすぐ先に見えているので相当短いです。


車両は扉の部分に窓が無く、あとは屋根だけのとても簡単な構造です。
プライベートケーブルカーはこの他にも様々な形のものが点在します。
ケーブルカー博物館ではプライベートケーブルカーを紹介するDVDがお土産として販売されていました。
ちなみにニュージーランドやオーストラリアと日本ではDVDのリージョンコードが異なるため、購入しても日本の機器では視聴できない場合があります。


このケーブルカーは車止めも無く、仮設のような軌道です。
住人はエレベーターのような感覚で使用していると思われます。
なお、ウェリントンケーブルカー周辺はパッと見た限りでは周辺にプライベートケーブルカーはありませんでした。




ケーブルカー博物館、ケルバーン駅近くの展望台からはウェリントンの街並みとラムトン湾を望むことができます。


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